国立科学博物館×笑楽校 「なんで?ゼミ」第2弾 佐久間一行先生&川田伸一郎先生の「羊のなんで?」

国立科学博物館と笑楽校がタッグを組んで生まれた『なんで?ゼミ』第2回が、クリスマス迫る12月23日、国立科学博物館で開催されました。子どもたちが日常生活で抱いている科学のあらゆる「なんで?」に、芸人&その道のスペシャリストが楽しく解説してくれる内容。この日おこなわれた、芸人のさっくんこと佐久間一行先生&川田先生による「羊のなんで?」の様子をリポートします。

授業が始まる前に、若手芸人のランパンプスが白衣で登場。この日の授業の内容を軽く説明し、子どもたちに「先生が来る前に、みんなで羊の絵を描きましょう!」と言います。

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子どもたちが描いている間、各テーブルをまわりながら寺内は「どんなものを食べてるとか、どんなところに住んでいるかを考えながら描くといいよ」とアドバイス。北海道出身だという小林は「僕は北海道出身なので、羊の絵と言われてもジンギスカンになっちゃいます」と言って場を和ませます。
そこに、元気よく登場したさっくんこと佐久間一行先生。「じつは僕も絵が得意なんです~。だから、僕も羊の絵を描いてみたいと思います」と言ってホワイトボードに書き始めますが……

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あれれ? できあがった絵は、ジバニャンぽい? これも妖怪のせいかもしれません。

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さらに、お手製のイラストで「羊はこの3つのうちどれ?」というクイズを出題します。
どれもふわふわの雰囲気が出ていますが、全部開けてみると、羊ではなく、ほかのものだったりというひっかけで、会場は笑いが起こっていました。

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ここで、芸人先生だけでは心もとないということで、国立科学博物館の羊のプロフェッショナルである川田伸一郎先生が登場。これで専門的な話を聞くことができます!

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子どもたちが先ほど描いた絵を見ながら、羊の特徴を勉強していこうということで、先ほどの絵がスライドで舞台上に投影されます。それを見ながら、「この絵はちゃんと蹄が2つに分かれてる! これはよく知ってますね!」などと解説を先生たちがしていきます。ちなみに、羊は偶蹄類といわれ、爪が二つに分かれています。牛や鹿、キリンなども同じ仲間です。

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また、顔が黒い顔の羊を描いた絵をみて、川田先生は「羊には黒い顔の品種もいるんです。みんなも知っているアニメの『ひつじのショーン』もそうですね」などイメージしやすい豆知識も併せて教えてもらいます。

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中には、イラストの枠を通り越し、さまざまな情報を描いた説明書のような絵を描いてくれた作品も! これには先生たちは「すごい!」と驚いていました。

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川田先生の話は興味深く、例えば、「羊の角は相手を攻撃するためのものではなく、どちらかと言えば仲間同士のコミュニケーションのための角なんです。相手を攻撃するのではなく、どちらが上かをわからせる力比べの角」と説明すると、「力比べはしたいけど、相手をきずつけたくないって、中学生の腕相撲みたいですね(笑)」とランパンプス小林。これには「いい例えでましたね」とさっくん先生も思わず笑っていました。

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みんなの羊の絵の発表が終わったところで、「今日は特別にこんなものを用意しています!」と川田先生。そこに現れたのは、たくさんの動物の骨と羊の剥製! 「せっかくの機会だからと間近でみることに。子どもたちも興味津々の様子!

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ちなみに、羊には上の前歯がないそうです。刈り取るように草を食べるのだとか。ただ、意外と、誰もが知っているアニメ作品でも間違った描写があるそうで……。

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これは『となりのトトロ』の一幕らしいのですが、バッチリと前歯が描かれています。川田先生曰く「こんな羊はいません」とのこと。一世を風靡した『アナと雪の女王』のトナカイもニンジンを食べるシーンがありましたが、「トナカイもにんじんを食べれないんですよ」とのこと。これには教室から「えぇー!」という驚きの声が上がってました。

ということで、あっという間に過ぎた45分間の授業でしたが、意外と知らなかった羊のことを学べた楽しい時間となりました。これで干支の羊がでてくるたびに、新鮮な目で見れますね! 最後にみんなで記念撮影をして、さっくん先生から、特製の羊の絵が描かれたポストカードのプレゼントをもらい、終了となりました。

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授業の感想を聞いてみると……「勉強になりました。近くで骨を見れたのが良かった。さっくん先生もいちいちふざけていて面白かったです」(4年生/男の子)、また参加者のお母さんは「子どもが羊年生まれなので参加してみましたが、いろいろなことを知れて勉強になりました。子どもがこれから羊を見るときも見方が変わると思います」とのことでした!